佐野らーめんとは
WHAT IS SANO-RAMEN
佐野らーめんとは、関東北部の栃木県佐野市のご当地らーめんです。
佐野市の人口11万人に対し、200軒以上のラーメン店があるともいわれており、
2023年現在も新規ラーメン店が増加を続けているラーメン激戦地域です。
佐野らーめんの起源
ORIGIN佐野には「佐野ちじみ」という織物があり、昔から主要産業のひとつであった。
優秀な職工さんには家庭の主婦が多く、食事の支度に遅れた時は、らーめんの出前が多く利用されていたそうだ。
このように、昔から佐野ではラーメンへの親しみのある歴史があり、
昭和初期、人口5万人程度だった町に、すでに160軒近い多くのラーメン店が存在した。
下野国らーめん郷 佐野食歩記/株式会社メディア出版
佐野らーめんの特長
FEATURESどこか懐かしい
ちじれた手打ち麺、澄んだ醤油スープ
喉越しがよくコシある
ちじれた手打ち麺
青竹手打ち麺に代表される、つるっと喉越しがよくコシのある、ちじれた手打ち麺が特長です。佐野の地下水を使用した多加水麺で、ちじれた形状の麺にはスープがよく絡みます。
澄んだ美しい醤油スープ
佐野ラーメンのスープは「あっさり」と紹介されますが、あっさりだけではありません。豚や鳥のガラ、香味野菜、にぼしや昆布など、さまざまな具材を煮込み、豊富な旨味の美しく澄んだスープです。
らーめんを彩る
さまざまな具材
チャーシュー、メンマ、なると、薬味ねぎという、スタンダードな具材が多く、お店によって、わかめ、ほうれん草、のり、味つけ玉子などもあります。多くのお店でチャーシューを手作りしており、さまさまなチャーシューが味わえることも特長のひとつです。
隠れた佐野グルメ
手作り餃子
隠れた佐野グルメとも言えるのが「餃子」です。なんと市内のラーメン店の多くが、それぞれに餃子を手作りしており、「薄皮」や「もっちりとした皮」、具材も「野菜をベース」や「お肉をベース」など、さまざまな手作り餃子が味わえます。
おいしさの理由
REASON
山々に磨かれた
清水で作られた麺やスープが
おいしい佐野ラーメンに
佐野ラーメンの麺やスープは、この「清水」で作られており、
ラーメンのおいしさの理由にひとつとされています。
実はこの「清水」がとても重要で、他の水では同じ味が出せないことが、
知名度の高い佐野ラーメンが、他県へチェーン展開をしない理由ともいわれています。